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40才超えの中途採用されない人の転職が中韓の成功に

 40才超えの中途採用されない人の転職が中韓の今の成功を支えていたとしたら、それは素直に喜べば良い事なのです・・・・
Last Update: 2018. 9.20

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40才超えの中途採用されない人の転職が中韓の成功に

 40才超えの中途採用されない人の転職が中韓の今の成功を支えていたとしたら、それは素直に喜べば良い事なのです。

 しかし、彼らの流出を防げなかったこと自体が、今のシャープなどに見られる凋落の惨状もすでに暗示していたとしたら、今さらに加速しようとしているリストラは、真の意味のリストラになる得るのでしょうか、ちょっと心配です。

 これは、2012年7月末ころの日経新聞に載った記事「海を渡る人材、リストラで加速」を参考にして、書いています。

 2001年のITバブル崩壊で、業績が急激に悪化した電機大手は、いっせいに事業再編や人員整理(リストラ)に乗り出しました。

 日本企業が、「40才以上の管理職を中途採用したがらない」こともあって、はじき出された社員や会社の未来に不安を抱いた技術者は、韓国や台湾、中国へ渡った。

 と、弊社サイトでも紹介の人材紹介会社大手の「ジェイエイシーリクルートメント」のシニアコンサルタントNさんは語っていました。

 その約11年後の2012年、サムソンの売上高は10兆円を超えました。さらに、台湾の鴻海精密工業から出資を受けるシャープそして、ソニー、パナソニックなどの大幅な赤字決算が報告され、春以降、電機大手のリストラはむしろ、さらに加速し、大型化しています。

 もしかしたら、「リストラ→人材流出→アジア企業成長」が、さらに、繰り返されるのでは、ないでしょうか。こう感じたのは、日経新聞だけではなく、2012年9月8日のNHKの番組「週刊ニュース深読み」などもそうでしょう。

 東芝でプリンターや複写機の開発を続けたTさんは、転籍した東芝ケミカルの買収をきっかけに、「一緒に、世界一を目指そう」この言葉で、2003年サムソン電子に入社したそうです。 

 「ジェイエイシーリクルートメント」経由かどうかは分かりませんが、サムソンでは、日本のトナーメーカーとの交渉も任され、手取り年収は、5割以上増えたそうです。

 しかし、時が経過して、日本から新たな技術者がやってくると、Tさんは主流からはずされたそうです。その後、2010年に日本で再就職したそうですので、韓国にいたのは、7年ということになります。

 Tさんは、「サムソンでは、独自技術を開発することがなかった」と振り返ったそうです。「技術を吐きだすばかりで、自分の能力は伸びなかった」そうです。

 おそらく、2003年の頃の日本にキャッチアップしようとする韓国の置かれた環境と、もう追い越した分野がかなり出てきた、2012年のサムソン電子は全く違うでしょう。

 しかし、もっと幅広い業界の分野でこのようなことが起ころうとしているのかも知れません。

 日経新聞は、海外に人材が流出する原因について、12年版のものづくり白書を参考にして、「給与・待遇」、「仕事のやりがい」、「リストラ」の3つを挙げました。

 日本企業は人材をうまく生かせていないという実態があると言うのです。特に大手企業がそうなのでしょう。

 一方、技術者の流出を防いでいる大手の例として、日立を挙げていました。日立の中央研究所の主任研究員、Mさんは、「DRAM、フラッシュメモリー、ハードディスク」と、携わった分野はことごとく事業撤退したそうです。

 しかし、Mさんは、心が動かなかったのは、専門分野に閉じこもらない横ぐしを刺した研究体制があったからだそうです。(これは、日立全体の話ということではありません)現在は、日立が次の主軸にそなえるエネルギー部門の材料開発が担当だそうです。

 Mさんは、「半導体からエネルギー関連まで研究分野が変わっても違和感はない」と話していたそうです。

 このような例は少ないのでしょうか。ある人材会社の幹部は、「優秀な技術者の流出を防ぐには、破格の待遇を打ち出してでも、守る覚悟が必要だ」とも言っています。

 しかし、NHKの番組「週刊ニュース深読み」では、それよりも、温故知新的なことを話す人たちの言葉が印象的でした。

 つまり、今の経営者は、
 ●「株主や経営黒字を目指すことばかりに目が向いていないか」、
 ●「そのリストラは真のリストラたり得るのか」ということです。

 儲かるかどうか、会社の採算が取れるかどうかの商品つくりではなく、

 ●「ものづくりの原点」に立ち返って欲しい

というものでした。

 その例として上がったのは、やはり、アップルのジョブズ氏も目標にしたという、ソニー「ウオークマン」でした。

 変わり行く景色の中で聞いた「ウオークマン」の音の素晴らしさが忘れられないという言葉でした。

 こういう私は、不遜にも、アップルのiPhone を散歩がてら、iPodとして使いながら、「変わり行く田園景色の中でクラシックを聞くという感動」を今でも味わっているのです。



(2013年12月末追記)
【まだまだ続く・・・半導体技術者に転職の荒波】

 2013年12月17日の日本経済新聞に下記の記事がありました。

(以下はそのまま、原文を引用、転載です)

「電子立国ニッポンを支えてきた半導体技術者たちが苦悩している。

早期退職などで会社を離れた後、転職先がなかなか見つからないのだ。大企業のかってのエリートたちが、このような事態に直面しているのはなぜか。

 ある人材紹介会社では、2013年以前から半導体設計者の新規登録数が毎月20件ほどある。

 一方、転職が決まるのは毎月1〜3人。1人も決まらない月も少なくない。半導体設計職で1人の求人が出たら少なくとも50人、多い時は、100人の応募が殺到するほど競争が激しいからだ。

 転職希望者たちの技術者としてのスキルは全般的に高いという。だが、そのスキルは所属企業や担当分野・製品に強くひもづいていることが多い。

 そのため、いったんその製品が市場で駆逐されると、積み上げてきたスキルの市場価値も失われてしまうという。

 テレビなどの家電向けのデジタル半導体の領域では、まさにこうした事態が起こっているのだ。

 新聞内容は以上ですが、

 こうした状況がある限り、「技術者は、韓国や台湾、中国へ渡る」ということが繰り返され、それが、さらなる、中国・韓国の成功につながっていくのではないかと懸念します。


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