人材紹介会社の評判を調査
大手の人材紹介会社(転職エージェント)の各評判を多面的に分析
人材紹介会社(転職エージェント)について、ウェブ上には、たくさんの口コミ評判が飛び交っています。
2チャンネルを中心に、ひどい中傷や悪口、そして、自社広告サイトへの誘導する書込みも含まれて来ており、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」など大手の投稿記事サイトを見ても、どれを事実と信じていいのか、時々疑問に感じます。
このため、今回は、少し情報を整理して本ページの構成を考えて書いて見ました。
一般論的ですが、人は悪い口コミを先に書きたくなるのが自然な心情のようです。(悪い経験は吐き出してしまい、(本能的に)早く忘れてしまいたいのではないでしょうか)
また、褒めるのは、確かに自然に出る場合もありますが、自社サイトへの誘導するなど何か理由がある場合が多いと考えて眺めてみました。
また、さらにその関連業界にいる経験上から発言している専門家の意見は(利益誘導でない限り)客観的に、冷静に見ていることが多いと思われます。
【本ページの口コミ評価における整理チェックポイント】
●人材紹介会社の口コミ評判の見方
→3つに分類:@良い。A悪い。B良し悪しはない、という評価
●人材紹介会社の口コミ評判に対する考え方:
(自社への利益誘導でない限り)業界の立場を代弁すると思われました。
●業界に詳しい専門家の立場からのアドバイス:
経験上から発言している専門家の客観的な意見は参考になるとしました。
●悪い人材紹介会社の見つけ方: (これは、実際にあった話から参考のために紹介しました)
などの観点から、以下、項目順に、口コミ評判に関する情報を整理紹介しました。
また、最下段には、人材紹介会社を利用するメリットとデメリットについて、あらかじめチェックして置きたい基本事項を載せておきました。これは、是非とも押さえて置きたいことばかりです。
人材紹介会社の評判(口コミ・人気・感想・体験談・うわさ) :(’12年6月末調査)
(調査期間:およそ2004年くらい〜現在までの間の評判に関するものほぼ全部。ただし、中傷や利益誘導の書込みと思われるものを除く)
・引用参考記事の出典:
・Yahoo!知恵袋:転職の質問と回答から。
・教えて!goo:転職の質問と回答から。
・その他:
人材紹介会社 | 良い評価 | 悪い評価 | 良し悪しない |
---|---|---|---|
1.![]() |
・9人 ・非公開求人の数が最も多い |
・1人 ・一定のスキルや職歴がない場合は、登録が断られるケースも多い。 |
・4人 ・事務的に対応される事が多々あり。 |
2.![]() ![]() |
・5人 ・登録者のレベルが↑ほど高くなく、 多少職歴が不足しても登録できる。 ・非公開求人が多い。 ・悩みの相談に載っていただけた。 |
・2人 ・いろんな職種を検索したい人には不向き。 ・ちょっと相性がよくなかった。 |
・8人 ・ネット系やベンチャー系の企業をすすめる傾向。 |
3.![]() |
・6人 ・きめ細かい対応が評判 |
・0人 ・ |
・0人 ・ |
4.JAC リクルートメント![]() |
・5人 ・対応は非常に丁寧でした。 ・頻繁に電話やメールで連絡。 ・キャリアから私の強み・弱みをきちんと分析、「プロ」を感じたCA |
・0人
・ |
・1人
・ |
5.パソナキャリア![]() |
・2人 ・ |
・4人 ・あなたに紹介出来る会社は無い(?。たった1人が書いても衝撃的!) ・ちょっと相性がよくなかった |
・6人 ・早期退職者の再就職支援事業をしてる |
この「人材紹介会社の口コミ評判」の集計結果から言えるのは、
●「良し悪しない」という意見が非常に多いことでした。その理由として、担当したキャリアエージェント(CA)やコンサルタントによって、全く違う評価になるからというものです。
●(調査経験上から)良い評価数は少なく、悪い評価数は多い傾向に出るのですが、今回はひどい中傷的なものは除外したので減りました。また大手の紹介会社ほど、口コミ数が多いため、悪口も増えるようです。
●マイナビ、マイコミは、(転職エージェントではなく)転職情報サイトの口コミも含んでいるため多いように感じました。また、JACリクルートメントと共に、口コミ数自体が少ないようです。
特に、感じましたのは、
●「紹介会社の良し悪しの評価」は、応募する転職希望者の、今までの職歴やキャリア、あるいは、(未経験の方が他業界に応募したい、地方で探しているなど、)置かれたさまざまな環境の立場から、それぞれ皆、個人個人で違って来ると思ったほうがいいようです。
さて、次は、プロの見方です。
人材紹介会社の評価アドバイス
【人材サービス会社の立場から見た場合】(価値組倶楽部より)
良い人材紹介会社、悪い人材紹介会社とは人によって異なります。
人材紹介会社もたくさんありますが、よく調べると様々な特徴があります。
・大手総合人材サイトのように、網羅的にたくさんの職種・雇用形態(ポジション)・業界を紹介している企業
・職種を限定している企業(例えば、IT系エンジニア、営業、事務等々)
・雇用形態を限定している企業(例えばホワイトカラー、正社員、派遣社員、アルバイト等)
・業界を限定している企業(例えばサービス系、IT系等)。
など。
その種類を把握して、使い分けるのがポイントかと思います。
また、大きな紹介会社であれば、求人数が比較的たくさんあるという傾向があります。
逆に
小さな紹介会社であれば、一人ひとりに対する対応が比較的丁寧である傾向があります。
業界に詳しい専門家の評価アドバイス
【業界に詳しい専門家の立場から見ると】(教えて!goo投稿者)
(コンサルタントの立場から)特定の業界に特化しているが1番だと思います。
その理由として、あなたの業界が例えばメディカルだとすれば、ヘタにネームバリューのある企業よりも、小さいけど、コンサルタント担当者がそもそも医療業界出身だったりとかで、「メディカル業界では評判の良い紹介会社」、というのもあります。
その他、【エグゼクティブ特化】、【女性の転職特化】、【地域特化】、【職種特化】などです。
【業界に詳しい専門家の立場から見ると】(口コミサイト投稿者より)
人材紹介会社勤務の者です。
結論から言いますと、躊躇せず複数の紹介会社に登録することをおすすめします。
未経験の方の求人はタイミング、縁によるところが大きく、この紹介会社だったら未経験求人が多い、とか少ない、というのは一概には言えません。
しいて言えば大手もしくは求人広告業も行っているような紹介会社の方がそういった求人がある可能性は少しは高いでしょう。
おそらくいい案件が出てこなければ時間や交通費が無駄だなぁとお感じになるのかと思いますが、未経験での転職の場合効率を考えていては良い結果に結びつかない事があります。
出来るだけ多くの求人に接する機会を作った方が良いです。
紹介会社は当然無料ですし、複数登録可能ですし、行ってみて気に入らなければその後利用しないことも可能です。
また、当日は該当する案件がなくても、後日そういった求人が出た際に連絡をもらうことも可能です。
それから余談を3点
(1) 未経験を希望される場合には紹介会社だけでなく、ハローワークや「リクナビNEXT」、マイナビといった媒体系サービスも併用した方が案件を探すのに有利ですよ。
(2) リクルートエージェント、パソナキャリア、WomanWillを評判が良いと判断されているようですが、紹介会社の口コミ、とかランキング、と銘打ったサイトをご覧になってのことではないでしょうか?
であれば、あれらのサイトはそのサイト経由でそれぞれの紹介会社に登録すると広告料が入る仕組みになっている「広告」サイトですので、その点だけご承知いただければと思います。
(3) 紹介会社経由と求人サイト経由の応募では書類選考のハードルの高さが違うことがあります。
ご自身のキャリアに自信が持てない場合は紹介会社経由よりも直接応募の方が良い場合もあります。
【人材紹介会社の事業規模から見た傾向】(口コミサイト投稿者より)
(投稿者の経験からの推定ですと、断わっていますが、当たっていると思われます。)
【大手の人材紹介会社】
1人のキャリアエージェント(CA)に対し求職者が多数います。このため、1人1人にかける時間は希薄。履歴書・経歴書に書いてある内容を丸呑みで紹介。
・紹介者は多いが、希望と合ってない紹介も多くなる。
・入社後にミスマッチで退職する可能性がある(ムダ採用)
【規模の小さい人材紹介会社】
1人のキャリアエージェント(CA)に対し求職者は少数です。このため、1人1人にかける時間も多く、求職者の要望・人物像を理解している。
・紹介者が企業の希望にマッチしているのはもちろん、求職者の希望ともマッチしやすい
・入社後にミスマッチで退職する可能性が低い。
【業界に詳しい専門家の立場から見ると】(「小児科求人.net」より)
『良心的な人材紹介会社を選ぶポイント』として、
・5年以上運営の実績がある業者。
職業紹介事業をするには厚生労働大臣の許可が必要で、この許認可は5年更新性。万一、問題のある会社だった場合は更新されない。
・会員登録時に面接が必要としている業者。
人材紹介会社では、会員登録する必要があります。人材紹介会社のサイトから名前や資格を登録して、後日担当から電話で確認して正式登録という流れが一般的です。
電話やメールだけで、細かな希望や本音は、伝えられないでしょう。きちんとコンサルタントに面接して話をしたいものです。
・本当に知りたい情報がある。採用企業の内部事情も把握している。
職種別に違ってくる、転職者が本当に知りたい採用の情報を、キチンとつかんでいる人材紹介会社を選びたい。
【悪い人材紹介会社の見つけ方】 (ウェブ検索より)
・人材紹介会社に登録したら、他の会社からも転職案内の電話がくるようになった・・・。個人情報が漏れてるかも・・・。
・希望を伝えてるのに条件に合わないところばかり紹介してくる。しつこくてまるでセールス!
・採用企業のスタッフの人間関係とか知りたいんだけど、結局全然把握してない。
・あまりに、少人数でやっている業者の場合、不正行為をしている例もある。
(これらは、人材紹介企業の報酬は、転職成功者の年収の30%が相場と言われ、高額なために起こることがある。)
比較的規模が大きな人材紹介会社には、このような話は持ち込まれない。
コンプライアンスが厳しいし、大きな紹介会社は経営者が直接クライアントを担当しているケースは少ないので、話の持ちかけようがない。
その点、少人数でやっているような紹介会社の経営者には、持ちかけやすいので要注意だ。
【人材紹介会社を利用するメリットとデメリット】
(口コミ評判を調べる場合は、まず基本に立ち返って振り返っておこう!)
以上、今回の人材紹介会社の評判調査結果で、多くの意見、感想が述べられています。
しかし、
下記に書いた基本的な事項に立ち帰って考えてみれば、当然と言えば当然の、当たり前のことが結構多いようです。あらかじめ予測して置きたい事が多くあります。
【人材紹介会社を利用するメリット】
転職者にとっては、
1.担当コンサルタント(カウンセラー)が付いて、キャリアの相談ができる
1.自分の希望に沿った仕事内容(職務)や転職先企業をじっくり紹介してもらえる
1.面談の設定、年収交渉など多くの作業を代行してもらえる
1.非公開の求人案件を紹介してもらえる
1.小規模でも、業界に特化したなどの紹介業者は、クライアントと濃密な関係を構築していることが多く、募集先企業の情報量が多く、正確である場合が多い
求人する企業にとっては、
1.人事担当者の費用・労力などが削減できる
1.希望するキャリアのある人材(人財)を確保できる
1.競合する他社に対し、非公開の秘密の事業内容の求人募集ができる
【人材紹介会社を利用するデメリット】
転職者にとっては、
1.その人材紹介会社の不得意分野を理解しておく必要がある
1.担当コンサルタントのその時の状況(立場)から、すぐに紹介したい企業が優先されるきらいがある。
1.担当コンサルタントとの相性が悪いという問題が起こり得る
1.転職者は、実際には商品のように扱われていると感じることが起こる
求人する企業にとっては、
1.自社の担当コンサルタントについて、十分チェック、把握する必要がある
1.有料職業紹介業のため、高い紹介料がかかる。相場は転職者の年収の25〜35%(ホワイトカラー)と言われる
1.急募の人材でも、広告を打てないので、人材紹介会社任せになる。(こんな場合の求人は、「転職サイトや求人サイト」で公開募集することにもなる)
(ここに挙げた「メリットとデメリット」は、弊社サイト運営「6年」の調査・経験を中心に書いてありますが、一部フリー百科事典Wikipedia も参考にしました。)
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