成功する転職例−私の秘訣
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(2015年夏頃からの状況)
人材不足のため、企業は中途採用を拡大しており、転職の求人数が高い水準が続いています。
求人大手のインテリジェンスによると、2015年7月前月比で約5%増え、この傾向は調査対象のすべて(9業種、11職種)で、5年ぶりにプラスとなったようです。(前年同月比では約34%増だった。)
前月比では、サービスや医療、流通の伸びが目立ちました。人手不足が深刻なITも求人数の増加が続いています。
不動産業界で、デベロッパーやゼネコンだけでなく、住宅メーカーからも引き合いが強い。医療業界では、新薬開発が盛んで、医療系の求人が増えた。卸などの流通業界の求人も多くなっている。
今後も総求人数の伸びが見込まれる。インテリジェンスでは、「転職市場では人材を採りにくくなっており、業務委託などで人手不足をカバーする動きが広がりそう」と分析している。
(2015年8月の日本経済新聞記事)
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(以下は、2016年2月の日本経済新聞に載った記事を引用抜粋しています)
こういった中で、年収アップや志望業界への転職を果たした20〜30代の若手ビジネスパーソンも少なくない。
転職希望者に追い風が吹くが、どのように転職活動に取り組めばいいのだろうか。
最近1年間に実際に転職した人たちに、活動のポイントや採用に至った秘訣を聞いたことから、
●興味の合う業種を選択すること、
●海外取引の経験を訴えること
などの成功の事例が浮かび上がってきました。
【IT企業→ITコンサルタント会社へ転職に成功した例】
昨年、IT(情報技術)企業からITコンサルタント会社ウルシステムズ(東京・中央)に転職したAさん(35)の例です。
大学卒業後、システム開発の会社でITの技能を磨いてきたが、求人倍率が高まり「志望していたコンサルに転じる好機」と判断、2014年9月に転職活動を始めた。
(方向擦り合わせ)
「働きながらだと時間的にも体力的にも厳しい」と、転職支援サービスを活用。
約10社で面接し、3社の内定を得た。
応募にあたっては、「その会社の考え方と自分の価値観の擦り合わせ」に時間を割いたという。
会社のホームページなどで得られる情報だけでなく、説明会にも意欲的に出席して担当者に話を聞くことを欠かさなかった。
面接前に提出する職務経歴書は「ありのままを書くことを心がけた」。1カ月しか担当しなかったプロジェクトリーダーの仕事も「アピール度は低くてもそのまま書いた」。
その代わり、面接では自分の考え方や何をやってきたかを具体的に話すようにしたという。
【IT企業→海外衣料の通販サイトへ転職に成功した例】
「面接など思っていたよりスムーズに進んだ」と話すのは、わずか1カ月で転職先が決まったB子さん(30)だ。
IT業界で7年半、システム開発の仕事をしていた柏木さんは昨年7月末に転職支援サイトに登録。
8月初旬に興味のあったファッション関連の企業約10社と面接し、ほどなく海外衣料の通販サイト「waja」のエンジニアに採用された。
IT人材はいまや様々な業界で引っ張りだこ。
それでも柏木さんは経歴書に、使えるプログラミング言語や「何年から何年まで何をしていた」といった細かな経歴を書き込むなど、アピールに余念がなかった。
さらに技術を持っているというだけでなく、ファッションや海外旅行が好きであることなど「いかに自分が会社に合っているかを訴えた」。そのかいあって「希望通りの業界で、年収も前職と同じ水準を維持できた」。
【化学メーカー海外営業→大手化学メーカー海外営業へ転職に成功した例】
大手化学メーカーの海外営業に転職した32歳の女性は、年収が2割増えたという。
前職も化学メーカーの海外営業で、転職を考えたのは「社内にロールモデルとなる人がいなかった」ことが背景にある。また、「年収増と、より大きい企業で自分の力を試してみたいとも思った」。
この女性は14年にも転職活動を経験したが、内定を得られなかった。
業界を絞らず活動したのが敗因と考え、今回は化学メーカー業界に集中。
英語と中国語を話せる語学力と海外企業との取引経験をアピールしたのが功を奏したようだ。
【素材メーカー→人材サービス会社の営業へ転職に成功した例】
昨年11月に素材メーカーの営業から人材サービス会社の営業へ転じた27歳の男性は、面接で埋没しないよう普段の営業で実践しているプレゼン方法でアピールした。
素材メーカーの仕事は他業界の人には複雑でわかりにくいと見られがちで、仕事の中身をアピールしづらい。
そこで、「営業先でもわかりやすいと好評だった」パワーポイントやフォトショップを使ったイメージ図などを駆使したプレゼン資料を持ち込んだ。
約15社の面接を受け2社で内定を獲得。
年収も前職より3割ほど増えたという。
【キャリアコンサルタントからのアドバイス】
インテリジェンスのキャリアコンサルタントD氏は、そもそも「何を果たしたいがための転職か」をはっきりさせることが重要と話している。
転職を考える背景には労働条件や給料などの環境的な理由と、自己実現という生き方にかかわる理由の2つがある。
よりよい給料や労働条件を求めるのは当然だが、「転職先でどうなりたいかも併せて考えることが必要だ」という。
どうなりたいかを明確にすれば、職務経歴書や面接の受け答えも希望を軸に対策を練れる。
面接では、転職したい企業と価値観が合わないとしても、正直に答えたほうがミスマッチを防げ、お互いのためになる。
経歴書では肩書きだけでなく、「どのように取り組みどんな結果を生んだか」というプロセスまで盛り込むといい。
中途採用で企業が求めるのは「即戦力」だ。「自分は何が出来るか」をアピールすることが肝心だ。
「なぜ今の会社を辞めてうちに来たいのか」との問いに対して、ネガティブな話をする場合は、具体的な数字などを挙げて説明する必要がある。
たとえば、ただ「残業が多いから」と答えるのでなく、「残業が月に何時間もある」という数字の裏付けなどで、面接官を納得させるのがコツだ。
★インテリジェンスのサイト(ページ下の方)で転職成功ガイドをチェック
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(以下は、2016年4月のリクルートエージェントサイト掲載の「転職成功ガイド」から引用抜粋しています)
【アプリケーションエンジニア→データベースエンジニアへ転職に成功した例】
●自分の経験がどこで生かせるか、イメージできていなかった
→「自分は○○」という思い込みを捨て、新たな道を発見
前の会社では、アプリケーションエンジニアとして顧客先に常駐して働いていました。
でも、プロジェクトごとに職場を転々と移動するのに疲れてしまって…。「腰を落ち着けて働きたい」という思いから、転職活動を始めました。
自社内で働ける職場は…と考えたとき、まず思い浮かんだのが事業会社のシステム担当者、「社内SE」です。
求人サイトで社内SEの求人を探し、何社かに応募しました。でも、すべて書類選考で落ちてしまったんです。
そこで、リクルートエージェントに相談したところ、うまくいかない理由がわかりました。
社内SEの求人で求められるのは、会計・流通・生産管理といった「業務アプリケーション」の知識・経験、あるいはサーバやインフラまわりの経験が中心。
それに対し、僕が主に経験してきた業務はデータベース管理にまつわるアプリケーションツールの開発。
社内SEを目指しても、自分の経験が生かせるポジションはほとんどなかったんです。
考えてみれば、「自社内で働きたい」という希望ばかりが先に立って、「経験を生かす」という意識が薄かった。
リクルートエージェントのCA(キャリアアドバイザー)さんからは、「まずは、自分の強みをどこで生かせるか、というところから考えましょう」と言われました。
CAさんから提案されたのが、「データベースエンジニア」という選択肢です。
「自分はアプリケーションエンジニア」という認識だったので、少し驚きました。
でも、「データベース関連事業に特化した企業を幅広く探していけば、アプリケーションエンジニアほどライバルは多くないし、企業側のニーズとうまくマッチすればスムーズに運ぶかもしれない」と聞き、納得して挑戦することにしました。
そして、データベースエンジニアとして「自社で働ける」企業をいくつか紹介していただき、応募したんです。
そして面接対策。CAさんからある指摘を受けました。「転職理由をどう説明するか」ということです。
「常駐先を転々と移動するのは落ち着かなくて嫌だ、というだけでは、ネガティブな印象を抱かれてしまいますよ」と。
そこで、「なぜ自社内で働きたいのか」について、改めて話し合いました。
そして、CAさんからの質問に答えていくうちに、自分の中にある「チームで協力して取り組みたい」「顧客先で業務の一部を担うだけでなく、裁量権をもってコアな部分に携わり、自分の強みを築いていきたい」という志向を整理することができたんです。
面接ではそれを伝えました。
僕はアプリケーション領域でもデータベース領域でも経験が中途半端だったので、なかなか書類選考を通過できず、苦戦しました。
けれど、十数社応募したうち、1社から内定をいただけたんです。
CAさんから聞いた話では、僕のスキルに対する評価は60点くらいだったとか。それでもプラス評価を得られたのは、データベース関連の資格を取得していたからでした。
といっても、資格そのものが評価されたのではなく、担当分野に関連する知識を高めようとする意欲が認められたんだそうです。
独自に勉強していたから、「もっとコアな部分に携わり、強みを磨きたい」という転職理由も納得してもらえたんですね。その期待に応えられるよう、早く技術を習得して即戦力になりたいと思っています。
★リクルートエージェント公式サイトで「転職成功ガイド−転職ケーススタディ」を読む
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